吸角療法とは吸角と呼ばれるガラスの器具の内部を火を用いて内部の酸素を燃焼させて陰圧にした状態で皮膚に着ける治療法で、現代ではプラスチック製の容器にポンプを使って行う所謂カッピングとしても広く知られていますがその源流は東洋医学の中の治療法の1つになります。
吸角療法は気血の流れの滞っている経絡に行うことで気血の流れの滞りを改善させる治療法ですが、その気血の流れを滞らせている原因によって圧力、温度、吸角に行う操作が変わってきます。
こういった原因の違いによって起こる違い対応するために東洋医学を学んだ方はポンプ式のものではなく火を用いて吸引の強さを調整し、必要に応じて温度の調整も行います。
吸角療法を行うとその経絡の気血の流れが改善されますが、その気血の流れを滞らせていたものが皮膚に痣のようなあととして表出し、それが消えるまでに1~3週間程度の期間を要しますので注意が必要ですが、その痣のようなあとの色によっても肉体の状態を他覚的にも認識できる要素にもなりますのでファンの方も多い治療法になります。
古代中国では冬や寒い北部の地方で行われていた治療法なので寒さなどが原因で気血の流れが滞った場合に非常に有効な治療法になりますが、現代では空調システムの発達によってどの季節でも適応できる治療法になってきています。
また、季節の変わり目などの外界から肉体への情報が多くなりやすい時期にはとくに気血の滞りが起きやすいので痣のようなあとが気にならない方にはおすすめの治療法となります。