老若男女問わず足首の捻挫は多くの方が経験されているかと思いますし、実際に1年間で最も多いとされる怪我は足首の内反捻挫となります。
それだけ受傷頻度の多い足首の捻挫ですが、ではその捻挫に対してちゃんと治療を受けたという方はどれだけいらっしゃるでしょうか?
また、治療を受けたといっても患部に湿布を貼った、包帯やサポーターで固定した以外の治療を受けた方は少ないのではないでしょうか。
足首の捻挫は靭帯の損傷はもちろんですが靭帯が損傷するほどの力が周囲の骨、骨膜、筋膜に加わっています。
その結果生じる足関節を構成している骨がズレが矯正されずそのままであったり、筋膜や骨間膜が柔軟性を失っていたり、一部の関節が機能不全に陥っている患者様をよく見かけます。
足の骨の小さな動きは膝、股関節、腰はもちろん、首、頭、内臓にまで影響を及ぼすことがあります。
とある国の軍隊では銃などによる負傷よりも捻挫による負傷によって戦場への復帰が遅れる兵士が多いとも言われています。
ただの捻挫と思って湿布だけで放置せず、骨の配列、組織の捻じれを早期に治療することをお勧めいたします。