肺炎によって肺に起きる変化は以前ご説明しましたが、今回は低下した機能の改善のために我々治療家がお手伝いできることを御説明します。
肺の組織が変質して伸縮性が損なわれてしまうと肺の表面全体を覆っている胸膜とそれに繋がっている全ての組織の柔軟性が低下してしまいます。
これらの組織には背骨や肋骨はもちろん、心膜や横隔膜も繋がっているため、それらの組織の柔軟性も低下してしまい加速度的に呼吸機能が低下していきます。
特に肺の周囲の組織は心臓に密接しているため心臓の機能にも悪影響を及ぼす場合があります。
こういった症状の改善のためには肺とその周囲の組織、肋骨、鎖骨、その他の呼吸に関わる全ての組織の柔軟性を改善させる必要があります。
当院では複数回にわけて呼吸に関与する全ての組織の柔軟性を改善させていくことのお手伝いをさせていただいておりますので、息苦しい、呼吸がしづらいといった症状をお持ちの方は是非一度ご相談下さい。