赤ちゃんは産道を通るときに非常に強い圧迫を受けます。
正常な分娩であれば後頭部を支点にしますので後頭部には特に強い圧迫がかかります。
また分娩に時間がかかるとその時間の分だけ圧迫を受け続けることになりますので圧迫による問題の影響は大きくなります。
この圧迫によって頭の形が少し歪んだ状態で出てくることもありますが、自然に治癒することも多いのでそれほど神経質になることはありません。
産瘤や頭血種といった問題も多くの子どもは自然治癒力が高いので大きな問題になることは比較的少ないと言えます。
しかし、頭の形は脳の成長のためにも重要な要因であるため、より健康的な頭の形にしておくことは赤ちゃんの今後の発達、発育のために重要な要素となります。
また圧迫などの問題も大きな問題になりにくいだけでその影響は全身に及びます。
子どもの頭蓋は特に柔らかいので圧迫や捻れによって頭の中の組織に引っ張る力が生じるとそれに影響を受けた頭の形になります。
またこの組織の引っ張りは顔面部の発達にも影響しますので、鼻や耳の問題が長期化する要因にもなります。
赤ちゃんの体には出生直後から外界に対応するため多くの変化が起こりますので、その変化の助けになるように赤ちゃんの体にかかっているストレスの検査、治療をご検討してみてはいかがでしょうか。